こんにちは。とろいかです。
自分がやりたいことをやるためにどうしたらいいのかなって考えたときにまずやろうと思うのは、
自分がなにをやりたいのか、やりたいことを書き出してみる。
ということではないでしょうか?
何かやりたいことがたくさんあるんだけどゴチャゴチャしてきて分からなくなってきた。
たまに「あれやらなきゃ!」って思い出すんだけど、少し経つと忘れてる…。
何はもう終わって、どれをやろうとしていたかを一目で分かるようにしたい。
私も昔からよくやっていました。
ノートを用意して書いて行ったり、コピー用紙にとにかく書いてみたり。
書いたものを眺めてみると、
そっかこんなにやろうと思っていたことがあったのか~。
これって前からやろうと思ってたけど、まだやってなかったな~。
よし!
これでやりたかったことも整理できた。
さっそくやっていこう!!
と思ったけれど…、そのやりたかったことリスト、実行できましたか?
できませんでした…。orz
という方、多いですよね。
私も何度もこのような憂き目に会っております。
どうして…、やりたいことをちゃんと紙に書き上げたのに。。。
どうして…、結局何もできないなんてことになってしまったのか。。。
こういうよく陥りがちな罠にどうしてはまってしまうのか?
そして、どうすればこの罠に陥らずに済むのか?
とろいかの経験も踏まえてお話ししたいと思います。
どうして書き上げたやりたいことリストを実行できないのか?
やりたいことを書き上げたことでやったような気がしてしまう
よくあるパターンです。
頭の中を整理って結構なエネルギーがいりますし、それが目に見える形に出来上がるとなかなかの達成感もあります。出来上がったそれをみると「あぁ~なんかやったな」って充実した気持ちになってくるものです。まだ何かを成し遂げたわけでないんですけどね。やりたいことを整理できた、なんならちょっと計画も立てることができました、そういう状態です。何もできていない人よりも遥かに前に進んでいるような気がしますが、外から見ると、何も行動できていないという点でいうと、残念ながら何もできていない人と同じ状態です。
やることが多すぎて何からやっていいのか分からない
昔からやりたいと思っていた趣味があった、ずっと行きたかったところがあった、この人と何年も会っていないから会いに行きたい等々、やりたいことがたくさん明確になったのはいいんだけど、いろいろ思いつきすぎてどれからやったらいいのか分からなくなってしまう。私が読んだ書籍で「スイッチ!変われないを変える方法」という書籍があります。この中で人間の理性的な側面に働きかける際に発生する「意思決定の麻痺」という現象について説明しています。
選択肢が増えると、それがどんなによい選択肢でも、私たちは凍りつき、最初の計画に戻ってしまう。
スイッチ!「変われないを変える方法」チップ・ハース&ダン・ハース著 より引用
そこで紹介されていた例をひとつ引用します。確かになるほどと思わされます。
グルメ食料品店の店内。店長がテーブルを設置している。輸入ジャムの試食コーナーを設けるためだ。ある日、テーブルには六種類のジャムが展示された。別の日には、二四種類のジャム。想像どおり、二四種類のジャムを展示した日のほうが、多くのお客さんが試食に立ち寄ってくれた。しかし、いざ買う段となると、なかなか決断を下せない。その結果、六種類のジャムを展示した日のほうが10倍もジャムが売れた。
スイッチ!「変われないを変える方法」チップ・ハース&ダン・ハース著 より引用
たくさんあると混乱して凍りついてしまう。結果として何も行動することができなくなってしまうというお話です。
やりたいことが漠然としていて具体的に何からやったらいいのか分からない
これもありがちな罠です。例えば「健康になる」とか「ダイエットを成功させる」とかそういう類いの目標です。「健康になる」という目標は素晴らしいし、漠然と生きているよりは方向性は定まっているように見えます。でも「健康になる」って具体的にどうなりたいのか。血液検査の中性脂肪の値を正常値にしたいということ?それとも体重を適正域にしたいということ?早寝早起きを継続できるようになりたい?何をしたらいいのか分からないので人は迷ってしまいます。ここでも「スイッチ!変われないを変える方法」を引用してみます。
目標を具体的な行動に置きかえることが必要だ。簡単に言えば、変化を起こすには、「大事な一歩の台本を書く」ことが必要なのだ
スイッチ!「変われないを変える方法」チップ・ハース&ダン・ハース著 より引用
今日から具体的に何をすればいいのかを認識しましょう。
どうすればこの罠に陥らずに済むのか?
ここまで「どうして書き上げたやりたいことリストを実行できないのか?」について考えてきました。では一体どうすれば「やりたいことを考えたけれど、結局何もできませんでした」という残念な結果にせずに済むのかを考えてみましょう。
やりたいことをカテゴリー分けする
たくさん書いたやりたいことを何の分類もせずにただリストにするのと、これは語学系、これは行きたいところ、これは新しい趣味候補、といった風にやりたいことをグループ分けするのとではどちらが分かりやすいでしょう。まぁ後者の方が自分が大まかにどういうジャンルに興味を持っているのか、その中でどんなことをやりたいと思っているのかが明確になりますよね。自分がやりたいことをできるだけ具体的にすることが大切であることは先ほど「やりたいことが漠然としていて具体的に何からやったらいいのか分からない」でも考えたとおりです。
カテゴリーごとにやることをひとつ選ぶ
ここから大胆にやりたいことを捨てます。いくつもあってもどうせできないですから。趣味としてやりたいことが3つあるなら、2つは捨てましょう。1つだけにしてそれだけをやってみましょう。それが新しく始める趣味ならなおさらです。新規活動はひとつだけ。今までやってきたことを継続することと、新しいことを始めるのでは必要な時間とエネルギーが全く違います。それぞれのカテゴリーごとにひとつに絞ってみましょう。もっとできれば、やりたいことカテゴリーが多ければそれも削っていきましょう。人間そんなに同時にいろいろなことはできませんから。
具体的な行動に落とし込む
カテゴリーごとにやりたいことをひとつに絞ったら(できればカテゴリー自体も絞ったら)、今日からできる行動レベルに落とし込みましょう。語学系で英語をやる、3ヶ月後にあるTOEIC試験で750点を取ると決めたなら、それを実現するために、逆算思考でいつまでに何ができていれば750点取れるか、そのために1ヶ月後にどうなっている必要があるか、だから今週中に何をやる、今日は何をやると考えていきましょう。今日はとりあえず参考書をAmazonで探すということになったとしたら、やることは明確ですよね。
まとめ:やりたいことを絞って、今日からできる具体的な行動に落とし込もう
今回は「やりたいことリストを作ったけれど、何も実現できなかったという悲劇」に迫ってみました。やりたいことを頭の中から出して紙に書く、アウトプットすること自体はいいことなんですけどね。そこで終わってしまう人が多いのではないかと思います。考えているし、それをアウトプットできているんだから、なんだか先に進んだような気がしますけど、それを行動に移せないないなら、何も考えずにのほほんと生活している人と大差はないです。というとちょっと厳しすぎますかね。。。
でもやっぱり行動できてなんぼ、結果が出てなんぼ(うまくいっても行かなくても)ですからね。
ということで、
今日も自分の時間を大切に。
ではでは。
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