やりたいことがあるのに、なんで気晴らしに時間を使ってしまうのか?(後編)

時間管理

こんにちは。とろいかです。

前回は「やりたいことがあるのに、なんで気晴らしに時間を使ってしまうのか?」の前編ということで、

①やりたいことがある
 ↓
②時間もお金も場所(物理的にも精神的にも)もある
 ↓
③なのに、結局スマホで時間つぶしをしちゃう
 ↓
④あとで「なんであんなに時間があったのに…」と後悔する
 ↓
⑤①に戻る

どうしてこういうループに陥ってしまうのかについて考えてみました。
そして、なぜ私たちは結局気晴らしに時間を使ってしまうのかという疑問に対して、
「限りある時間の使い方」という本の一部を引用させていただき、

やりたいことに手を付けられないのは、自分の限界に直面したくない、思い通りにならない現実に向き合いたくないから気晴らしに逃げてしまうため

という内容にまとめました。

今回は後編として、

  • とろいかが考える、私たちが気晴らしに逃げ込む理由
  • 好きなこと、やりたいことに取り組みやすくなる方法

という内容について考えを進めていきたいと思います。

とろいかが考える、私たちが気晴らしに逃げ込む理由

「限りある時間の使い方」の中で紹介されている「現実を直視したくない」ということは、その人の無意識レベルではそうなのかもしれないなと思います。でも無意識レベル、深層心理の世界で存在していることを言われてもなかなかピンとこない。カウンセリングでも最初はカウンセラーとクライエントの間で意識できるレベルの相談内容で話をしていかないと「そんなこと私、悩んでないし」と拒絶されたり、理解されないのがオチです。

とろいかが考える、もう少し意識できるレベルの理由「そう言われてみれば確かにそうかも」と思えるものとしてはこんなところじゃないかと思います。

  1. まだ時間はあるという幻想
  2. 面倒なことは先延ばしにしてしまう特性
  3. 明日の自分はもっとやってくれるはずだという過度な期待

ひとつずつ順番に話していきますね。

まだ時間はあるという幻想

別に今日、明日、今週、今月、なんなら今年やらなくても、また気分がノッタ時にやればいいでしょ、という考えが人間誰しも多かれ少なかれあるからです。でも本当はみんななんとなく意識はしているはずです。

  • そんなに野球に打ち込めるのも子どものうちだけだよ
  • 1ヶ月も休みを取って、海外旅行に行けるのも学生のうちだけだよ
  • そんな自分の趣味に時間とお金をつぎ込めるのも独身のうちだけだよ
  • 子どもが生まれたらもうそんなに自由に使える時間なくなるよ

年をとればとるほど、時間が経てば経つほど、自分の時間はなくなっていくのが一般的です。
それに年を取れば若い頃みたいに自由に身体も動かなくなるし、頭も働かなくなります。
今が一番時間がある時なんです。そういう現実は私も含めて、目をそらして生活している人がほとんどですよね。これが大事なことに取り組むのを先延ばしにしがちなひとつめの理由です。

面倒なことは先延ばしにしてしまう特性

大事なこと、自分がやりたいこと、夢とか目標に向かって頑張るって楽しいことではあるんですけれど、時間もエネルギーもそこそこ使います。簡単にできることではないことが多いです。それよりはちょっとインターネットを見たり、YoutubeとかSNSをチコチコとみる方が簡単です。気軽です。要するに面倒ではないですよね。まぁあとでいいやってなってしまうのも無理はないです。

明日の自分はもっとやってくれるはずだという過度な期待

これもよくあると思うんですけど、平日は仕事が忙しいし、夜に家に帰ってきた後も疲れているから、そんな時間取れないよって。今週末は特に予定も入っていないし、土曜日と日曜日で5時間ずつ、計10時間は取れるだろうからそこでプログラミングやろうと。でも先週末も先々週末の自分も、先月の自分だってそんな風に時間取れてなかったでしょ。なのになんで今週末は時間がとれるはずって思うんでしょう? 人は今の自分よりも未来の自分に期待しすぎる傾向があるようです。

好きなこと、やりたいことに取り組みやすくなる方法

それじゃもうやりたいことなんて一生できないですよねって諦めてしまいそうになります。
でも抗っていかないとこれから死ぬまで暇つぶしだけして終わってしまいますよ。
それでいいと思う人もいらっしゃると思いますが、私はそうは思いません。どうせなら自分がやりたいことをそれなりにやったなぁと自分の人生を振り返りたいです(完璧にやりたいことがやれたなぁは無理です)。とろいかが考える、自分が本当にやりたいことに取り組める、取り組みやすくなる方法はこんな感じです。

  1. 自分が目指すイメージを目に入りやすいところに置いておく
  2. 自分がやりたいことをスケジュールに組み込む
  3. スケジュールに組み込んだら、とりあえず何も考えずにそれをやり始めてみる

こちらも順番に話していきます。

自分が目指すイメージを目に入りやすいところに置いておく

私もそうですが、夢とか目標とかって常に意識をしておくって難しいですよね。自分が普段よく見る場所、リビングでも自室の机の前でもどこでもいいです。自分が本当にやりたいこと、欲しいもの、行きたい場所を貼っておきましょう。文字でも写真でもいいです。よく見るという意味ではスマホの待ち受け画面にしてもいいです。

分かりやすい例だと、大学受験で机の前に「絶対合格」とか「東大合格」とかそういうのを書いて貼ったりしている人がいるじゃないですか。そういうイメージです。自分が何のためにこんなに苦しい思いをして勉強をしているのかって第一志望の大学に行きたいからじゃないですか。そしてそれを毎朝見る。見る頻度を増やす、です。でも「絶対合格」みたいに「絶対」ということは書かない方がいいと思います。絶対と言われると心のどこかで「無理かもしれない」「いや無理だ」って思ってしまうから。そう考えると文字じゃなくて写真、東大の赤門の写真のような象徴するイメージでもいいです。そういうのを貼っておく。自分の夢や目標を忘れないように意識しましょう。

自分がやりたいことをスケジュールに組み込む

仕事の打ち合わせとか、出張とかってスケジュール管理するじゃないですか。友達との約束も決まったら忘れないようにスケジュールに入れますよね。そうしたらどうですか、余程のことがない限り、簡単に破ったりしないじゃないですか。それと同じことを自分に対してします。自分がやりたいこと、取り組みたいことを自分のスケジュールに入れましょう。そしてその自分のスケジュールを他人との約束と同じように扱いましょう。「時間が空いたらやる」だとたぶんやらないです。スケジュールに組み込む。組み込んだらそれを守るように努力する。締め切りを設けるというもっと強力な方法もありますので、そっちも盛り込んだ方が確実度があがります。要するに自分との約束を守るという意識を持つことです。

スケジュールに組み込んだら、とりあえず何も考えずにそれをやり始める

スケジュールに組み込んだら、どんなにやる気がしなくてもとりあえずやり始めましょう。一番億劫なのは「はじめの一歩」です。やり始めたら意外に続けられます。「10分でもいいから。10分できたら止めてもいいから取り掛かろう」と思ってやると、大体10分では終わらないものです。だって本来それって自分がやりたいことなんですから。

まとめ

今回は前回の続き、後編として、

  • とろいかが考える、私たちが気晴らしに逃げ込む理由
  • 好きなこと、やりたいことに取り組みやすくなる方法

について考えてみました。
私たちが本当はやりたいことをやらずに、なんとなく気晴らしをしてしまう理由は、

  1. まだ時間はあるという幻想
  2. 面倒なことは先延ばしにしてしまう特性
  3. 明日の自分はもっとやってくれるはずだという過度な期待

こんなことを考えてしまうからです。
楽観主義というか、面倒くさいは後回しにしたくなるものなんだと思います。

それに対してどうやって自分のやりたいことに取り組めるようになるかについては、

  1. 自分が目指すイメージを目に入りやすいところに置いておく
  2. 自分がやりたいことをスケジュールに組み込む
  3. スケジュールに組み込んだら、とりあえず何も考えずにそれをやり始めてみる

の3つをあげさせていただきました。
やっぱり目標を忘れないことと、それをスケジュールに組み込むことしかないんじゃないかと思います。私も今は毎週末にブログを更新するということはスケジュールに組み込んでいます。

ということで、
今日も自分の時間を大切に。
ではでは。

コメント

タイトルとURLをコピーしました